両宮山古墳|岡山県赤磐市

特徴

読み方りょうぐうざんこふん
指定
形状 前方後円墳
墳丘長206m(説)
全国35位
築造時期7期(集成編年)
5世紀後半(説)
その他平成25年度から3年間墳丘の調査をしたが、埴輪も葺石も見つからなかった
主体部も不明で、人が葬られなかった未完成の古墳の可能性がある

行き方

赤磐市観光案内所(稚媛の里・農産物直売所)の駐車場に車を停めて、整備の進んでいる両宮山古墳の全景を眺めた後、森山古墳、正免東古墳跡、廻り山古墳と歩き、和田茶臼山古墳を遠くに眺めた後、両宮山古墳の墳丘に登るといいでしょう。

現地説明板を撮影

※観光案内所は、両宮山古墳の中堤の南側角あたりにあります。

 

探訪レポート

探訪日:2023年1月11日(水)
※掲載写真は断りがない限り当日撮影したものです。

 道路から墳丘へは、地元の方が設定してくれた順路に沿って歩きます。

 決して道以外には入らないようにしましょう。

 途中、北側に和田茶臼山古墳が見えます。

 墳丘の森に入り少し歩くと、また説明板が現れました。

 この説明板の良いところは、先ほど見てきた森山古墳などを陪塚ではなく、「周辺の古墳」として扱っているところですね。

 とかく、大型墳の近くにあるそれよりも小さな古墳は陪塚にされがちですが、本当に陪塚かどうかはきちんと見極める必要があり、こういう表現の仕方は良いですね。

 神社が現れました。

 今まではここまで来て引き上げていたのですが、真冬ということもあり、だいぶ下草がなくなっており、これなら少々の藪漕ぎで墳丘まで行けそうです。

 登ってみましょう。

 落ち葉に足を取られながら墳丘に到達しました。

 3度目にして初めて墳頂に来れましたが、周囲は樹木に遮られて視界が効きませんし、自分たちがどこにいるのかもよく分かりません。

 見ると、さきほど登ってきた道とは違う降りれそうな道があります。

 ここから降りてみましょう。

 降りると鳥居の近くに来ました。

 ※この後、赤磐市郷土資料館で職員の方に聴いたところ、私たちが登ったのは前方部の墳頂で、後円部は私有地になっていて、どっちみち行けないとのことでした。

 では、駐車場へ戻りましょう。

 途中、県道に面して大きな説明板が立っています。 

 ここでは、陪塚という表現は出てきませんね。

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